キリヤが突然自分はドツクゾーンからやってきたとほのかに告白、「宿命には逆らえない」と。
 夜、部屋を暗くして明らかに何かあったとわかるほのかに対して、おばあちゃんは何があったのかは聞かずに、聞かれたことに対してさりげに答えているだけというのがすごいですね。「人の運命って、変えられないものなの?」と問われて、それはその人次第であること、人が運命だと思っていることを変えるのは大変な努力と根気が必要であること、立ち向かう強い勇気が必要であるということを教えてくれます。
 そして次の日、なぎさにキリヤの事を伝えにいくほのか、弟さんが出てきたり、部屋が意外にかわいい、とかの感想をはさみつつ、後半はキリヤとの早朝の闘い。
 変身するわけですが、「そんな運命なら変えてしまえばいい!」という叫びで闘いは始まります。友達にはマーブルスクリューを使えないと宣言し、格闘し説得する中挿入歌が流れ、学校での思い出が、様々な出来事が流れていきます。
 傷ついたほのかを見て、キリヤは負けを認め プリズムストーンを渡してイルクーボのもとへ去っていきます。
 キリヤはほのかを通じて人間の気持ちを知り、最後の闘いの時はひととして戦っていた気がします。そして覚悟はしていたのではないでしょうか。プリズムストーンを渡して、なぎさの言うように運命に立ち向かったのですが、生まれ持った宿命には逆らえなかったという事なのでしょう。 
 まあそもそも自分の意志でどんな家庭に生まれてくるか決められないわけで*1そのお家の良い面も悪い面も背負っていかなくてはいけない、生まれた環境、自分の生まれた場所、いろんなものを背中に背負って人は生きて行かなくてはいけないわけです。これを変えようと思ったらこの話で言っているように情熱やあふれんばかりの立ち向かう勇気とそれをあきらめず続けていく根気が必要でしょう。 はっきり言ってかなりの方が変えようと思わない、考えてもいない、のではないのでしょうか。変えるほどの願望、情熱を持つのもまた難しいものです。 
 まあとにかく何か変えたかったら周りのせいにせんと自分で何とかせい ということで^^
 キリヤが二人に倒されるわけでもなく、だからといって急に味方になるわけではなく、今までのエピソードを積み上げてきた感じでは受け止められる内容だったと思います。二人がキリヤを倒すという展開もありだとは思いますが、そうなるとどうでしょうねえ、原罪のようなものを二人に背負わせすぎる気もします。
 違う性格を持った二人が友情を絆を深め、熱意を強めたという事が強くなったという事だと言うことをイルクーボが間接的に説明してくれたような感じで終わりです。
 そして予告の後のテロップはキリヤ君のショット、そしてサヨウナラ。

*1:もしかしたら決めてるかもしれませんが